2015年5月11日月曜日

奈良県の実力&奈良クラブの実力

5月10日(日)、奈良クラブの久々のホームゲームは橿原陸上競技場。少し風があったものの天候は快晴でスポーツ日和。高校野球や高校総体で橿原公全域が混雑していた。

過去最高の集客の中で、JFL第11節「ヴァンラーレ八戸」との一戦。
対戦相手の八戸は、前節でFC大阪を下した相手で、現時点の順位でも奈良クラブより上位に位置づけている。

そのような心配の中、序盤からゲームは奈良クラブが押し気味に進めた。
正式なデータは解らないが、ポゼッションでも奈良クラブが優位であったと思う。
予想に反して?? 八戸は、ガツガツと押して来るような相手ではなかった。

「あれ?? 予想と違ったな。本当にFC大阪が2-0の完封で負けたのか??」

前半は風下であったものの、奈良クラブは敵陣でのプレーを続け、先制点が入るのも時間の問題か・・・と思いながら観戦していた。

そのままスコアレスで前半が終了。
自分なりにハーフタイムに前半を振り返り、分析し、そして気付いた!!

奈良クラブが「押せ押せ」で支配しているように見えるものの、これはヴァンラーレ八戸ペースだ!!

スタッツを見ても解るように、シュート数は全くの互角。押しているつもりだった前半は、奈良クラブの方がシュート数は少ないのだ。
奈良クラブが攻め込んではいるものの、八戸の最終ラインはフィニッシュをさせない。

イタリアのナショナルチームのような、これがヴァンラーレのサッカーなんだ!!

八戸はまさに「試合巧者」だと言えるのではないだろうか。
地方のチームであり、選手もそれほど体格に恵まれた訳でもなく、スタープレーヤーも存在しない。
しかし、第11節を終わって3位につけ、敗戦は1試合のみ。
1位ソニー仙台と2位FC大阪がいるものの、1stステージの残り試合の対戦相手を見ると、ヴァンラーレが最も1stステージの優勝に向けて優位なのかもしれない。


今節はホームで0-1で負けてしまった奈良クラブ。
しかし、単に悔やんでいるだけでなく、このヴァンラーレ八戸戦から何かを学ばなければならないのではないだろうか。

試合後のSNSなんかを見ても・・・・
「苦しい時期を乗り越えよう!!」
「次節は勝利を!!」

今回の結果の差は、どこにあったのか??
敗因はなんだったのか??

90分間、自分たちのサッカーをやり遂げた八戸に軍配が上がった。

自分たちのサッカー(試合運び)について、選手全員が同じビジョンを持ち、その集中力を90分間持続することができたのだ。
持ち前の「堅守」。そして数少ない決定機をモノにする。

このような「チーム戦術」の差と、個々の役割意識の高さが今回の結果となったような気がする。


今節の奈良クラブの攻撃も、以前のブログで書いたような単調なものだった。
八戸の中盤のプレスがそれほど厳しくなかったので、敵陣まではスムーズにボールを持ち込めるものの、サイドの深い位置から40野本・2三浦・3伊澤からロングクロスを放り込む。
それを、堅守を誇る八戸の最終ラインが簡単に跳ね返す。

短いパスでの中央突破は見られなかった。
ゴールライン際まで詰め込んでからの早いクロスも少なかった。
いや、これは八戸のDF陣がさせなかったのだろう。

試合途中でメンバー交代をした。
8林、32岡山、5吉田。

32岡山が入る前の序盤から、ある意味単調なパワープレー気味だった。
クロスボールのターゲットが32岡山に変わっただけだった。

8林は前線の右サイドに配置。これも、いつもとは逆サイド??
5吉田が入ってからは、先発から出ていた22林とポジションが重なる場面も・・・

チームの台所事情もあるのだと思う。
しかし、それはどこのチームにも多少はあるはず。
選手個々の能力は持っていると思うので、攻撃のシステム、チームとしての戦術、役割をもう一度立て直さないと、同じような「消化不良」のゲームが続くのではないだろうか??

今節の八戸戦。チームとして遣るべきこと、そしてその中で個々の役割が終始ブレずにモチベーションも維持できたこと。その部分の違いが、試合結果に現われたのだと推察する。

そして・・・ JFLの公式記録を見てみよう。

ピッチの状態は「不良」

JFLに公式に認められました。(笑)
ピッチ中央には、陸上競技のハンマー投げか砲丸投げの穴ボコだらけ・・・
風が吹けば、土ぼこりが宙を舞う・・・

試合中の両チームの選手を見ていても、トラップミスやパスミスが目立った。
これは、選手の能力が低いという理由ではない。
確実にグラウンダーのボールはバウンドしていた。


SNSが発展したことに伴い、選手とファンやサポーターとの距離が近くなった。
昔はスタンドから「ヤジ」を飛ばされるだけたり、試合後に囲まれたりだったが、最近ではネット上で騒がれてしまう。
好調の時は問題ないのだと思うが、今のような時期は選手もスタッフもSNSのチェックが辛い時もあるだろう。
また、それがプレッシャーになることもあるだろう。

騒がれるということは、それだけ注目されるステージに立っているということ。
もっともっと上のステージに立てば、益々過剰になるだろう。


試合終了後、選手の皆さんはメインスタンド前でサポーターに挨拶をした。
その後、キャプテンの13馬場はその場に座り込み、32岡山もしばらくその場に立ち尽くした。
印象的な光景であった。ファン以上に辛い時間だったと思う・・・


現時点でのリーグの上位陣が、残りの試合を全敗することも考えられないので、前期優勝は厳しい星取表となってきた。
しかし、4位以内を目標として、仕切りなおしてもらいたい。

もう一度、奈良クラブの戦術、攻撃システムを見直して、早いパス回しからのポゼッションサッカー
、ワイド攻撃からの低い高速クロスで魅了してほしい。
それには、チームが同じビジョンをもち、各選手が冷静に役割を意識することだ!!
チームとしての組織力が向上し、チームがますます進化していくことを祈っている!!

そして私は、これからも益々「奈良クラブ」を応援する・・・

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